京都精華大学は、KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭サテライトイベントKG＋として、映像/写真表現を扱う本学出身アーティスト、澤田華とヤマガミユキヒロを紹介する。澤田華は、撮影者が意図しなかったものまで写してしまう「機械の目」としての写真の特性に着目し、写真や映像を中心に、立体、インターネットなど様々なメディアを用いた作品を展開している。ヤマガミユキヒロは、鉛筆や墨などで描いた風景画にプロジェクターによって同一視点の映像を投影する「キャンバス・プロジェクション」という独自の手法で、様々な風景の光や時間の移ろいを描き出している。本展では、澤田は、デジタルカメラで撮影した風景を繰り返しズームアップして細部から細部へ移動した後、消去するさまを記録した映像作品などを発表。ヤマガミは、本スペースに隣接する叡山電車出町柳駅を含め、沿線の取材を行い制作した新作のほか、駅や電車をモチーフにした作品を展示する。「流れる景色、さまよう目」とは両者の作品に共通して現れる視点を示唆している。今、この目の前を通過していく景色は何なのか。私たちは何を見ているのか。気づきと問いの旅の始まりである。

キュレーター: 伊藤まゆみ

会場 ｜京都精華大学サテライトスペースDemachi

住所 ｜ 606-8205 京都市左京区田中上柳町25-3 京阪出町柳ビル2階
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2F Keihan Demachiyanagi Bld., 25-3 Tanakaueyanagicho, Sakyo-ku, Kyoto

Open: 9/18-10/17 12:00-19:00
Closed: Wed.
Tel: 075-702-5263