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本間 純|I saw a Landscape  
Jun Homma | I saw a Landscape

本間純は、可視領域に不可視の領域を意図的に発生させることにより、可視情報に含まれない場の歴史や情報を想起させる作品を発表している。視覚の思い込みを狙う本間の行為は媒体を問わず展開され、ときに身体表現として、ときに彫刻として、ときにインスタレーションとして発表される。写真に対するアプローチとなったとき、その営みは顕著になる。アルミニウム板にUVプリントされたイメージは荒々しく削りとられ、風景を表出していた画面は物質的な残骸であるかのように提示される。さらに本間は消失した空間を鏡面に磨くことにより、画面の内側に展示空間や、鑑賞者自体を反射し取り込んでいく。不可視から生まれる連想から一足踏み込めば、そこには思考する「わたし」があり、記憶や知識を働かせていた鑑賞者は、思考する自身の姿と目を合わせることになるだろう。削りとられた強制収容所や緊急事態宣言下の桜は、残欠となって漂いつづける。

キュレーター | 癸生川栄

会場 |bonon kyoto

住所 |600-8118 京都市下京区平居町20-3 >Google Map
20-3 Hiraicho, Shimogyo-ku, Kyoto

Open: 9/17-9/26 13:00-19:00 (11:00-19:00 on Sat. and Sun.)
Close: Open everyday
Tel: 075-741-8816


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