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萩原朔美、三宅章介|反復と差異 
HAGIWARA Sakumi, MIYAKE Akiyoshi | Repetition and Difference

萩原朔美と三宅章介が街で出会ったモノたちは、撮影されて写真という形態になり、分類・選別され、同じ機能を持つ仲間たちのイメージと並べられる。それが可能なのは、写真が、外部の世界に反射した光をカメラのなかに導き入れ、その光の痕跡を化学的あるいは電子的に固定することで、モノをもともとの空間や時間から引き剥がし、新たな文脈に自由に配置することができる技術だからである。それらのモノは、同じ機能を持つがゆえに、単独で見ると同じような形態に見えるが、それらが並列されるとそれぞれに個性があることが分かる。すなわち反復させられることで差異が浮き彫りにされるのである。本展「反復と差異」では、二つの会場で展示される二人の作家の写真作品、映像作品、インスタレーション作品を通して、二人の〈目〉が路上で見出したモノが、それぞれの布置のなかで、どのように新しい貌を見せるのかを追求したいと考えている。

キュレーター | 佐藤守弘

会場 |ルーメン・ギャラリー + ギャラリー・メイン

住所 |600-8059 京都市下京区下鱗形町543-2F >Google Map
2F, 543 Shimourokogatacho, Shimogyo-ku, Kyoto

Open: 9/18-10/3 13:00-19:00
Closed: Mon. 9/20, 9/27
Tel: 050-5240-3486


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